紙やすり
そんじゅそこらの憎悪と違う。それは形、それは意味、それは対象、それは期間、それは疲労、それは憂鬱。「こんな事を話せるのは○○さんだけですよ」「死ぬ夏まで付き合ってくれれば」「自分は他の人たちと違うよ」全部が憎悪に変わる。それが精一杯だった?口に脳があるんだろうね。きっと、口に脳があるんだ。
View Articleさよならを数えて
残すことの難しさ。表現する術のなさ。絵には残らない、詩には残らない、短文には残らない、音楽には残らない。なのに、どうして「残さなきゃ」って思いを強く抱いているのだろう。昼夜が逆転した時も、言い表せない憎悪が体内を激しく巡る時も、人を嘲っていた時も。永き輝き?一瞬の儚さ?ずっと分からなかったけれど、本当は“一瞬の儚さを永き輝き”にしたいんだ。一瞬の儚さが永き輝きになるまでに。さよならを数えて。
View Article位置について
世界を変えるのに本当は時間は要らない。3分でも、6分でも、変えられる。一言でも、一曲でも、たった一つのメッセージでも。誰かは、それを知らない。誰かは、気付いていない。誰かは、忘れてしまっている。80年の内の一日はそうして過ぎてゆく。80年の内に語られる言葉はそうやって話される。位置についている。スタートの合図が鳴る瞬間を待ち侘びながら。
View Article漂流願望
触れることは出来たとしても掴むことは出来ない。決して手にすることはないものを愛して、いつか訪れる大きな代償には見て見ぬフリと先延ばし。この体温を時には憎らしく思うし、良かったとも思え、恐くて、不安で、憂鬱で。一日、数時間、瞬きの瞬間、その為に“耐える”その先はまだ漂っていられるだろうか?漂わせて。それが、愛している証だから。手で掻き分けないで。粉々になってしまうから。
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