$ 0 0 触れることは出来たとしても掴むことは出来ない。決して手にすることはないものを愛して、いつか訪れる大きな代償には見て見ぬフリと先延ばし。この体温を時には憎らしく思うし、良かったとも思え、恐くて、不安で、憂鬱で。一日、数時間、瞬きの瞬間、その為に“耐える”その先はまだ漂っていられるだろうか?漂わせて。それが、愛している証だから。手で掻き分けないで。粉々になってしまうから。